この記事でわかること
私はアトピーの完治に取り組む中で、正しい知識が
どれだけ大切かを痛感しました。
本記事では私自身が30年以上重度の
アトピーで悩んできた中で
ステロイド治療 → 脱ステ失敗 →ステロイド再開(酒さ様皮膚炎になる)→ 脱ステロイド再挑戦と完治するまでの流れを交えながら
アトピー完治の為に役立った3冊の本を紹介します。
- なぜ「情報を知ること」が大事なのか
- 脱ステ・脱保湿を成功させるための本
- 食事改善でアトピーが変わった具体例
- 四毒抜きで心身が整う理由
- 私の体験:失敗から成功までのステップ
目次
アトピー改善は「まず知ること」から始まる
アトピーを改善するために、何よりも大切なのは
「正しい情報を知ること」です。
間違った知識や自己流の治療では、かえって
症状を悪化させてしまうこともあります。
私も一度は脱ステに失敗し、炎症が悪化、最終的には
酒さ様皮膚炎にまで進行してしまいました。
しかし、諦めずに調べ続けたことで、3冊の本に
出会いました。そこで得た知識をもとに
再挑戦した結果
脱ステに成功し、
今では薬なしで過ごせる肌を取り戻す
ことができました。
ここでは、私のアトピー完治に最も影響を
与えてくれた全て医者が書いた
3冊の本をご紹介します。
『〈新版〉患者に学んだ成人型アトピー治療』佐藤健二 著
佐藤健二先生は、大阪大学医学部を
卒業後、長年にわたって皮膚科学の
臨床現場でアトピー性皮膚炎
の治療に携わってきた専門医です。
大学病院では手術やがん治療に携わりつつ
ステロイドに頼らずに患者の
自然治癒力を引き出す
「脱ステロイド・脱保湿療法」
を提唱・実践してきました。
この本は医師としての臨床経験だけでなく
実際の患者の声と変化のプロセスに学びながら
進化してきた治療法を詳細に記録したもので
ただの理論書ではありません。
特に、長年ステロイドを使い続けて
「治らない体質」と誤解されてきた
多くの患者が改善した記録が
多数紹介されています。
- ステロイド長期使用により悪化した患者の脱出プロセス
- 脱ステロイド・脱保湿の正しい手順と注意点
- 「リバウンド」と呼ばれる一時的悪化をどう乗り越えるか
- 保湿のしすぎが慢性炎症を招く理由
- 「自分の肌を信じる」という視点の大切さ
私自身、最初の脱ステで大きく
悪化した経験がありましたが、
この本に出会って初めて、回復の道には
「知識・準備・覚悟」
が必要だということを理解しました。
ステロイドを塗らないでいくと必ず
初めは「リバウンド」が起こります。
その際に日本の住宅(特に都市部)は
塩素の濃度が高くこれがアトピーの
悪化の原因の一つともいわれ
脱ステ時の傷に染みるので
私の場合は塩素除去に対応し更に肌に負担を
かけないミストモードが使える
塩素除去対応シャワーヘッドREbuildに変更して脱風呂に挑戦し肌への
乾燥を抑えました。
(シャワーで刺激を与えずに
あまりお風呂に浸からない)
脱ステ脱保湿の肌には強く擦ったり肌への刺激を
なるべく抑えることが必要で
お湯の温度も低めで低刺激を心掛けること
により寛解へと向かっていきました。
レビューにも沢山の脱ステで完治した
コメントが載っていますので脱ステを
実施していくなら必須の一冊です。
『油を断てばアトピーはここまで治る』永田良隆 著
永田良隆先生は、日本東洋医学系の臨床に
長年携わり現代人の体質や
食生活の変化が皮膚疾患に与える影響を
研究してきた医師です。
本書では「脱ステロイド」を直接のテーマ
にしているわけではありませんが
ステロイド剤はあくまでかゆみを一時的に
止める手助けであり治療の本質は
食事にあるというスタンスをとっています。
そして「植物油脂の摂りすぎ」が
アトピーの慢性化に関わっているという視点から
脂質の質と量を見直すことによる
自然治癒の促進を提唱しています。
特に驚かされるのは、植物油
(サラダ油やキャノーラ油など)
に含まれるリノール酸が
体内の炎症を助長する可能性を
科学的に解説している点です。
そのうえで、オメガ3系の油
(魚の脂など)を増やし、
炎症を抑える体内バランス
に整えていく方法が紹介されています。
- アトピーと脂質代謝・炎症との関連を図解で解説
- 植物油の摂取を減らし、魚中心の和食へと切り替える方法
- 実際に症状が改善した子ども・大人の事例を複数掲載
- 胃腸機能の改善、アレルギー体質の緩和もあわせて期待できる
私もこの本を読んでから、普段の食事で
「油の種類」と「油を使う量」に徹底的にこだわるようになりました。
また本書では、アトピー体質の人に
共通する特徴として
「やせ型で、疲れやすく、体力がなく、
食が細く、脂っこいものや牛乳を嫌い、
魚・豆類・野菜の煮つけを好む傾向」
が挙げられています。
これはまさに私自身にも
当てはまっていました。
実際、脱ステ中や酒さ様皮膚炎の症状が
出ていたときは食べるもの一つで顔や
身体の腫れが即座に悪化しました。
(豚肉などを多く食べると直ぐに
顔が真っ赤になることも)
そのため私は、魚と無農薬の
緑黄色野菜を蒸して食べる
という食事に切り替えました。
(できれば生産者の顔が見える
化学合成農薬不使用の
坂ノ途中:お野菜・定期宅配や
無農薬産地直送の定期野菜などがおすすめです。
さらに、添加物のない発酵の味噌汁と
和食中心の食事に徹底的に変えることで、
身体の中から炎症が引いていく感覚を
実感でき症状が改善していきました。
調味料を変え、炒め物の回数を減らし
魚料理を中心にした結果
肌の赤みや痒みが明らかに軽減。
「何を食べるか」だけでなく、
「何を避けるか」が体に与える影響の
大きさを実感できる一冊でした。
『四毒抜きのすすめ 小麦・植物油・乳製品・甘いものが体を壊す』吉野敏明 著
YouTuberとしても大人気の『よしりん』
こと吉野敏明先生は、歯科医師・医学博士
統合医療指導者として医療・健康指導の
幅広い現場で活躍してきた人物です。
本書では、現代人の食生活に潜む
4「毒」=小麦・植物油・乳製品・砂糖が
アレルギー疾患・皮膚疾患・精神的な
不調などに密接に関わっていると
指摘しています。
本書の主張は一見過激に見えるかもしれませんが
背景には医療現場での豊富な経験と
多数の改善事例があります。
- 小麦に含まれるグルテンと腸内環境の悪化の関係
- 植物油に含まれるリノール酸と慢性炎症
- 乳製品による粘膜の過敏化とアレルギー症状
- 砂糖依存とホルモン・精神状態の乱れ
実際、小麦・乳製品・砂糖・植物油を
抜くという選択は一見ストイックですが、
初めて見ると体調・肌の状態・気分が
明らかに安定してきて痒くなることが
少なくなってきました。
(まずは朝のパンを辞める、
牛乳は飲まない、甘いものを
食べたい時は非加熱の国産純粋はちみつ
やミネラルたっぷりの純黒糖を
使うなどをしていました。)
よくよく考えてみたら小さい子供の時から
菓子パンやチョコレート、コーヒー牛乳が
大好きで大人になってもそれらを
食べ続けていたので抜いてみて初めて
自分がいかに常に炎症的な状態に
あったがわかったことです。
また、無農薬の野菜を中心とした
和食+発酵食品(味噌・納豆・漬物など)を
意識的に取り入れることで、甘いパンを
食べたくなる気持ちも減ってき
肌の回復力も明らかに早まりました。
「この4つだけは抜く」というルールは
シンプルで習慣化しやすく、続けやすい上
「吸った空気と飲んだ水と食べたもので体はできている」
という当たり前なことに気づくことのできる著作になります。
まとめ|情報を得ることで、選べる治療が変わる
アトピーを改善するために
最初に必要なのは「知ること」。
正しい知識があれば、自分に合った治療を見つけ、
再挑戦の勇気を持つことができます。
私のように
- 脱ステ一度失敗
- ステロイドに戻る
- 酒さ皮膚様炎などの副作用に悩む
- 脱ステ再挑戦
という流れをたどった方も
きっと多いはずです。
今回紹介した3冊の本が、
アトピーで悩む誰かの
「再スタート」の支えになれば幸いです。
おすすめ三冊本リスト
吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
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